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アニマnetの目指すもの

アニマ = [anima](ラテン語) 生命、魂
転じて、英語では[animal:動物][animation:アニメ(絵に魂を吹きこむ)][animism:精霊信仰]などの言葉のもとにもなっています。
我々は動植物とわず、自然の中にある生命たちとその関わりについて、さぐり、データとして蓄積し、だれにでも分かる形で伝えていきたい。
そういう願いをもとに、「自然史データバンクアニマnet」と名付けました。

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【設立の趣意】
我々人間を取り巻く環境は、日々刻々と変化しています。

外来生物の侵入や野生鳥獣による農林業被害および自然植生の改変問題は、各メディアで取り上げられる機会も増えてきました。
また、絶滅危惧種だけでなく、人知れず姿を消してゆく種も少なくないと考えられます。
これらのことを把握するためには、自然史に関連する情報の蓄積は勿論ですが、その情報を時系列で整理し、変化を捉えることで、より正確な状況把握に繋がるものと考えられます。

しかしながら、各種の時系列的データは勿論のこと、種の分布や生態などの生活史についての基礎的な情報ですら充分に蓄積されているとはいえないのが現状です。
生物多様性や野生鳥獣による農林業被害、外来生物問題を考え、その保全や管理、駆除などを具体的且つ科学的に実行するためには、早急かつ永続的な基礎情報の収集・蓄積とその利活用が不可欠です。

その一方で、上記の活動を行うことのできる、新たな世代の人材育成も大きな課題です。

そこで、我々は栃木県において、

 (1)自然史資料の収集と蓄積を行い、
 (2)それに基づいた普及教育及び活動を展開することにより次世代の人材育成をおこない、
 (3)それらを通して野生鳥獣の管理及び生物多様性の維持を図って行く事

を目標とし、以上をもって、自然環境と地域社会への貢献を目指すものです。

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【今後の事業展開】

(1)自然史資料の収集と蓄積を行うデータバンク事業
 環境基礎情報の収集、基礎情報のデータベース化 など

(2)自然環境の普及活動を通して次世代の人材育成に取組む自然環境普及活動事業
 動植物の自然観察会開催、訪問授業・講師派遣、会報の発行 など

(3)野生鳥獣管理及び生物多様性の維持を図る里山・野生鳥獣管理事業
アライグマなど外来種を含む野生鳥獣の動向調査、


※(2)に関しては、観察会や自然体験活動など講師派遣のご依頼もひろく請け負っております。
 お問い合わせは、スタッフに直接か、または
 Mail: animanet★excite.co.jp (★を@にかえてください) まで
by animanet | 2012-06-19 21:45 | アニマnetの目指すもの