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こんにちは、アニマnetです。

先の6/16(土)、当会として初めての主催事業・自然観察会が、那須平成の森で開催されましたので、当日の様子などご報告します。

(なお、この観察会は<那須平成の森基金>様からの助成により、春夏2回、開催されます。)

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「高原むしむし探検隊(春)~那須のお山で昆虫観察♪」報告

レンゲツツジも咲き始めた6月中旬、場所は那須平成の森フィールドセンター周辺の「ふれあいの森」遊歩道にて、昆虫観察会を開催させていただきました。
昆虫ハカセといっしょに、昆虫採集をしながら森をお散歩です。

d0266698_2133013.jpg6/16朝・那須平成の森。スタッフの熱い心とはうらはらに、那須のお山は朝から、あいにくの雨もよう・・・
だがしかし!うちの晴れ男(代表理事)は曇天なんかには負けませんよ~ いよいよ開始時間、フィールドセンターのレクチャールームにて講師とスタッフの紹介のころには、雨も小雨になってきました!やっぱり熱い心は天候まで動かしますね(笑)

ではでは、手に手に採集網をもって、小雨の中へ~

と張り切ったものの・・・う~ん、やはり雨風が強いと昆虫たちはなかな姿を見せないようですね。

d0266698_2144953.jpgでも、虫たちはたくさんフィールドサイン(生活の痕跡)を残してくれていました。
ミズナラやブナの立ち枯れの木肌をよーく見ると、「(・)」みたいな形の痕跡(→のところ)があちこちに。
さてなんのサインだろう?
成体は見られなかったけど、ルリクワガタがタマゴを産んだサイン「産卵痕」でした。真ん中の点に卵がはいっているそうです。
このフィールドサイン、なんで「(・)」みたいな痕を残すのかは、まだ謎だとか・・・お母さんクワガタが、卵が乾かないように、雨水が少したまるようにしているとの説も。やっぱり母は偉大だわ~。

d0266698_2152128.jpgでも、昆虫ハカセによると、ルリクワガタを獲ろうとする人たちのなかには、むやみに立ち枯れた木を割って昆虫を採集していく人もいるそう。そうなると卵を産む場所がなくなってしまうのに・・・フィールドサインをちゃんと確認すれば、少し掘るだけでいいのにね。

フィールドサインの上のほうは、キツツキ類が虫を探すために開けた穴がたくさん。鳥たちも、おいしい虫がたくさんいることがわかるんですね。
こうして、木はその寿命を終えると、小さき虫たちにその身をゆだね・・・・その虫たちを探しに野鳥たちが舞い降りる。

森の中で、生命はあますことなく循環しているんだな~

そんな少し詩人のような気持ちを抱きながら、先へ進みます。

d0266698_217737.jpg小川の流れる場所では、参加者さんが「ヤマアカガエル」を発見!みんなで「ヤマアカガエル」と「ニホンアカガエル」の見分け方を観察です。背中をとおる線(背側線)が目の後ろで「くの字」に曲がっているそうな。どーれどれ・・・?(みんなでジロジロ)ヤマアカガエルは少し恥ずかしそうでした(笑)

雨の森もなれてくると、けっこう生き物がみえはじめますね。あ、巨大ナメクジはっけん!(゜д゜*)

カエデの仲間が生えているところで、みんなでちょっと「クイズ」。さて、この範囲内にはいったい何種類のカエデの樹があるでしょう?
よく見る手のひら型の葉をしたカエデの仲間はすぐにわかりますが、中には「えっ」と驚くような葉形の種類も。植物って不思議ですよね~。

d0266698_2174299.jpg雨の森から室内にもどると、こんどは採ってきた虫たちの観察♪
参加者さんから、講師のお二人につぎつぎと質問も。面白そうな昆虫図鑑も紹介され、わきで見ていたスタッフも「ふーんふん!」といっしょになって聞き入ってしまいました。
(もちろん採集した虫たちは、このあと森に還しました)

今回の観察会は雨模様だったので、たくさんの虫たちには出会えなかったけれど、次回(8月4日 土曜日の予定)はもっともっとたくさんの昆虫・植物を観察したいと思います。

参加者のみなさまは、雨のなかありがとうございました。
森に入り、自然と触れ合い、森の空気を感じる中で、みなさまの笑顔や驚きの表情がとても素敵でした。
やっぱり自然はすごいですね。

次回の夏編(8/4予定)でまたお会いできるのを楽しみに、スタッフ一同、心よりお待ちしています。

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by animanet | 2012-06-24 18:32 | 自然体験活動

はじめにごあいさつ


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【代表ごあいさつ】
はじめまして、自然史データバンク アニマnet の渡辺と申します。
このたびはアニマnet のブログをご覧いただきましてありがとうございます。

アニマnet は、主に栃木県のNatural historyを見つめて、自然環境の普及教育をはじめとし、自然環境の保全活動、次世代の人材育成を行うべく、活動を開始いたしました。

なんて言うとちょっと堅苦しいのですが、ようは自然大好きな皆さんと、自然の大切さをたがいに勉強しあいながら、たのしく体験活動をしよう!というノリです。

栃木県には、たくさんの自然系団体が活動しています。獣・鳥・昆虫・植物・鉱物...それぞれの団体が歴史を積み重ね、栃木県のNatural historyを蓄積し続けております。
団体に所属している方、どこにも所属せずに個人で活動されている方、これからはそんな皆さんと手を取り合って、栃木の豊かな自然を守っていきたい。そのためには、現在の先端の情報を共有し、普及教育と保全活動を進めることが不可欠であります。
アニマnet は、そんな皆さんのシナプスで在りたい、そう願っております。

さあ皆さん、栃木の自然を心から愛するもの同士、その豊かさと大切さを、守り伝えていこうではありませんか。


自然史データバンク アニマnet 代表理事 渡辺秀昭
by animanet | 2012-06-23 23:00 | ごあいさつ

アニマnetの目指すもの

アニマ = [anima](ラテン語) 生命、魂
転じて、英語では[animal:動物][animation:アニメ(絵に魂を吹きこむ)][animism:精霊信仰]などの言葉のもとにもなっています。
我々は動植物とわず、自然の中にある生命たちとその関わりについて、さぐり、データとして蓄積し、だれにでも分かる形で伝えていきたい。
そういう願いをもとに、「自然史データバンクアニマnet」と名付けました。

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【設立の趣意】
我々人間を取り巻く環境は、日々刻々と変化しています。

外来生物の侵入や野生鳥獣による農林業被害および自然植生の改変問題は、各メディアで取り上げられる機会も増えてきました。
また、絶滅危惧種だけでなく、人知れず姿を消してゆく種も少なくないと考えられます。
これらのことを把握するためには、自然史に関連する情報の蓄積は勿論ですが、その情報を時系列で整理し、変化を捉えることで、より正確な状況把握に繋がるものと考えられます。

しかしながら、各種の時系列的データは勿論のこと、種の分布や生態などの生活史についての基礎的な情報ですら充分に蓄積されているとはいえないのが現状です。
生物多様性や野生鳥獣による農林業被害、外来生物問題を考え、その保全や管理、駆除などを具体的且つ科学的に実行するためには、早急かつ永続的な基礎情報の収集・蓄積とその利活用が不可欠です。

その一方で、上記の活動を行うことのできる、新たな世代の人材育成も大きな課題です。

そこで、我々は栃木県において、

 (1)自然史資料の収集と蓄積を行い、
 (2)それに基づいた普及教育及び活動を展開することにより次世代の人材育成をおこない、
 (3)それらを通して野生鳥獣の管理及び生物多様性の維持を図って行く事

を目標とし、以上をもって、自然環境と地域社会への貢献を目指すものです。

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【今後の事業展開】

(1)自然史資料の収集と蓄積を行うデータバンク事業
 環境基礎情報の収集、基礎情報のデータベース化 など

(2)自然環境の普及活動を通して次世代の人材育成に取組む自然環境普及活動事業
 動植物の自然観察会開催、訪問授業・講師派遣、会報の発行 など

(3)野生鳥獣管理及び生物多様性の維持を図る里山・野生鳥獣管理事業
アライグマなど外来種を含む野生鳥獣の動向調査、


※(2)に関しては、観察会や自然体験活動など講師派遣のご依頼もひろく請け負っております。
 お問い合わせは、スタッフに直接か、または
 Mail: animanet★excite.co.jp (★を@にかえてください) まで
by animanet | 2012-06-19 21:45 | アニマnetの目指すもの